妻の令子(いしだあゆみ)に家を出て行かれた黒板五郎(田中邦衛)は、幼い純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)の2人の子供を連れて故郷の富良野に帰る。廃屋で電気も水道もない生活に驚いた純は、令子に東京へ帰りたいと手紙を書く。
東京から令子の弁護士・本田(宮本信子)が純と螢のもとにやってくる。
純は東京に帰ることになるが、「負けて逃げるんだぞ」と五郎の従兄弟・清吉(大滝秀治)に言われ思いとどまる。
しかし、富良野の生活に慣れない純は、父が螢ばかりをかわいがっていることに不満をもつ。
その頃、五郎たちを追ってきた令子の妹・雪子(竹下景子)は別れた東京の恋人の思い出に悩まされていた…